「東京湾うんこまみれ問題」解消のためのアサリ遅くない??
東京湾うんこまみれ問題
現在のコロナ騒ぎで忘れられかけている東京オリンピックの、問題として東京湾の水がトイレ臭いという問題があった。
昨年のお盆前の8月11日に本番会場と同じお台場海浜公園で水泳オープンウオーターの東京五輪テスト大会行われた際に猛暑の真っ只中であったこともあり、参加選手からは水温や気温、陽射しの強さなどが過酷だと懸念の声が漏れた。
これに加えて物議を醸したのが水質だ。東京都や大会組織委員会が大腸菌類の流入を抑制するためにポリエステル製の水中スクリーンをコースの外周約400mに設置したものの、「正直くさい。トイレみたいな臭い」などと異臭を指摘する声が続出した。
実はこの問題は2006年の国立環境シンポジウムから問題視されていた。
この問題は東京がオリンピック開催地に選ばれた2013年に東京都にしっかりと認識されていた。
それをうけて行ったのがアサリで水を浄化しようというものだった。
詳しくは以下のようになる。
環境省が二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを理由に、アサリやシジミなどの水生生物で東京湾の浄化を目指すとして事業費五千万円を、一六年度予算編成で要求していることが分かった。
河野太郎行政改革担当相は「五輪便乗予算」と批判。予算の無駄を点検する十一日からの「行政事業レビュー」で、これを含めて不要不急の五輪便乗予算が紛れ込んでいないか検証する。 (我那覇圭)
この事業は「沿岸域環境改善技術評価事業」。一五~一七年度、東京湾沿岸に小規模の試験設備をつくり、アサリなどを使って水質の改善効果を調べる。
最終的に十六種類の生物が水底にすみ着くことを浄化の目安とする。一五年度は試験の候補地選定のため五千万円を計上した。
環境省の担当者は、トライアスロンなどの会場になるお台場周辺で夏に赤潮が発生することに触れ「選手や観客に、より良い東京湾を提供するためにも大事な事業。海に生息する生物を使えば環境への負荷が少ない」と説明する。http://jump.5ch.net/www.tokyonp.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015111102000137.htmlより
これを実現するために2020年2月8日、お台場海浜公園に砂を投入した。この砂にアサリなどの買いが住み着くことで水を浄化する効果を期待している。
3月末までに約1万1千立方メートル分を投入した。
果たして効果が出るかわからない実験段階のことを、オリンピック半年前に行うというのはどうなのだろうか?どうしても付け焼き刃のようにしか思えない。
汚染問題は2006年から問題視されていた。
2013年のオリンピックが決定してやっと重い腰を上げ、実際に行動するのは2020年のオリンピックの半年前。
大事な問題を小学生の夏休みの宿題感覚でとらえるのはどうかと思ってしまった。