年収一千万円のリアル
世の中の人ってなぜか年収1000万円が好きですよね
年収一千万円の家庭で育った普通の大学生が考えてみた。
最近の世の中を見ていると女性が男性に求める年収は1000万!
将来は絶対1000万円稼ぎたい!なんて人をよく見ます。
世間的には1000万円あれば夢のような生活が遅れると思いがちです。
なぜなら年収1000万円を稼いでいる人は男女合わせて全体の8%であるため、実際の年収1000万円の生活を知らないからと思います。
私の父親は普通のサラリーマンで、30代中盤から年収1000万円もらっており、50代前半の今現在はもう少しもらっているみたいです。
そんな年収1000万の父、母、私の3人家族の家庭で育った22年間育った私が年収1000万円のリアルを伝えたいと思います。
年収1000万円のリアル
まず結論から言うと年収1000万円では贅沢できません。その要因についてまとめます。
1.税金が一気に増える
国に治めなければならない税金が1000万円を超えると格段に増えます。
2020年からはさらに年収850万円以上の人の所得税が上がりました。
これが適応される人が少ないため、このような高所得者の増税は話題になることなどありません。
なので世間からは「お金稼いでるんだからいいじゃん」なんて思われがちですが国に治めなければならない額も増えるのです。
この前父の給与明細を見せてもらったら、毎月の税金が大卒の初任給より大きな額、ボーナスでは軽自動車が買えるくらい税金を納めていました。
お金を持っている人からとればいいじゃん、という日本の考え方の一番の被害をくらう一番貧乏な金持ちが年収1000万なのです。
2.免除の対象にならない
年収1000万円あると様々な免除の対象から外されてしまいます。
一番わかりやすいところだと高校無償化の恩恵は受けることができません。
年収910万円以上あると、みんなは無料なのに実費で高校へ通わなければなりません。
また児童手当の減額、医療費無料の対象外、学校の奨学金や成績優秀であっても授業料免除が受けられない場合が多いです。
3.なんだかんだ800万円のほうが裕福
上記の2つの点を考えたとき年収800万円のほうが裕福なのかなと思いました。
メリットはふるさと納税
デメリットを並べてしまいましたが実はメリットが一つあるのです。
それはふるさと納税です。年収が多い分住民税を払う額も多いので、他の人よりたくさんふるさと納税を使うことができます。
しかしこれも、いっぱい稼いでいる人だけたくさん利用できてずるい!というよくわからないバッシングにあい返礼品に対するルールが初期に比べて厳しくなってしまいましたが。。。
ふるさと納税がメリットですがあくまでふるさと納税は納税なのです。
我が家の生活
一人っ子で年収1000万を超えている家庭だからさぞかし贅沢三昧と思われると思いますので、私の家庭のリアルを紹介します。
家
家は3000万円の3LDK、8階建てマンション
車
15年目の三菱EKワゴン(軽自動車100万円)
学校
私立幼稚園→公立小学校→私立中学→私立高校→国立大学
習い事
テニス(家族3人とも)
サッカー、水泳、塾、空手
小学生の頃は週7で習い事をしており、すべて母が送り迎えしてくれていました。
旅行
家族旅行は10年行ってないです。
しかし私の旅行代は彼女の分も合わせて出してくれています。
おこずかい
父 10万
母 0円
私 家賃光熱費+7万
生活してて思うこと
良い家に住んで、ブランド品で固めて、良い車にのって、旅行しまくって、おいしいものをいっぱい食べる。このすべてをかなえることは年収1000万円では絶対に無理です。
どれか1つか2つが精いっぱいだと思います。
私の家庭の場合は母がお金の管理をしているのですが、テニス代とスポーツジム代以外の自分のお小遣いは0です。持っている服も、3000円くらいのジーパン2本を5年くらいずっと履いています。とにかく物を買わず節約しています。
その分父のお小遣いを増やしたり私に投資してくれています。
贅沢をしようと思えば贅沢できるがそのためには何かを削らなければならないのが年収1000万円なのかなと思います。
まとめ
お金持ちにあこがれる人の理想の生活は年収一千万円では無理です。
しかし普通に生活する分にはお金に困ることはありません。
婚活市場で年収1000万円の男性を捕まえて、豪華な暮らしをして周りにマウントをとろう、なんて考えてる女性は年収5000万円の男性を検討したほうがいいと思います(笑)