強制加入させて、搾取するグループがすべてを崩壊させる。
今回はJA(日本農業協同組合)について考えます。
JAは全国どの地域にも存在している組織です。
JAの目的は 農家との相互扶助の精神で組合員農家の生活を守ること としています。
農家に対して肥料や農具の販売、農家から農作物を買い取り流通ルートに流す、
このような業務をしています。
この流通ルートというのは以下のようになっています。
農家→農協→経済連→全国農業協同組合連合会→卸売業者→小売業者→消費者
もちろんこの流通段階を1段重ねるごとに値段は上乗せされていきます。
このうちの、農協、経済連、全農は同じ農協系です。
こんなに農協に搾取されているのです。
もちろんこのように搾取をされていてもそれに見合ったメリットがあるのであればその組合に加入する価値はあります。
例えばYoutuber事務所であるUUUMも収益の20パーセントを会社に収めることで様々な対価を受けれるそうです。そこにメリットを感じた様々なYoutuberの方が在籍しています。
もちろんメリットを感じれなくなった人はその事務所を脱退することができます。
もちろん脱退した人に対して、嫌がらせがあったなんて話は聞いたことはありません。
組合に入るのはあくまで個人の決定でなければならないのです。
しかしほとんどの地域でJAが組織され、新規農家は加入して当たり前、義務のような風潮があるそうです。
では農協へ加入しないとどうなるのでしょうか??
JAに加入しないと仕事がしづらくなるという事例が多々あるそうです。
また加入しない農家はいやがらせを受ける地域もあるそうです。
被害報告がまとめられたリンクを張っておきます。
農業協同組合(組合の連合会を含む。)関係の法的措置及び警告事件:公正取引委員会
ほぼ強制的に参加させ、参加しない人にはいやがらせをする。誰がどう見てもこれが正しいとは思いませんよね??
このようなことをした結果どのようなことが起こったと思いますか??
まず農家の数が圧倒的に減りました。これはJAだけが起因して起こったことではないと思いますがJAが起因して辞めた人も多いと思います。
農家人口は昭和60年15,633千人だったものが、平成22年には6,503千人と減少しています。
逆にJAの職員の数は昭和45年に247,379人だったものが、平成19年には226,008人とあまり変わっていません。
つまりJAを支えるために農家の負担が増えていることは容易に想像できます。
このままでは農家もJAも共倒れしてしまいそうですね(笑)
次にメルカリに農作物が出回りだしたのです。
メルカリで販売することでJAを通すことなくメルカリの販売手数料のみで販売することができるのです。
つまり生産者も利益が得やすく、購入者の安く買うことができるのです。
このような現象は、農作物を扱う組織がJAという1団体しかないから起きているようにも感じます。
電力の自由化が行われている今、農作物に対する組織の在り方に変化があってもよいのかなと思いました。
普通の大学生が思ったことを書いている記事ですので、間違いがあった場合なのはご指摘お願いします。
ではまた。
この記事を読むと