奨学金制度が晩婚化を推し進める
最近の日本では晩婚化が進んでいます。
(晩婚化のデータなどを様々な観点から分析しているサイトのリンクを置いておきますので木になる方は見てみて下さい。)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/zero_pro/k_1/pdf/s5.pdf
国立社会保障・人口問題研究所 金子隆一氏提出資料
晩婚化の原因はいくつもあると思います。しかしその中で私は、奨学金と晩婚化が関係しているのではないかと思いました。
最近では大学へ進学するのが当たり前の時代になって来ているのと同時に、大学の学費は年々上昇しています。つまりは昔に比べて奨学金を借りて大学へ通う人の数は増えています。
(大学の学費の上昇を記事にされている方がいたのでリンクを張っておきます)
実際のところ国立大の学費はどれだけ上がっているのか? - 返事がない ただのしかばねのようだ
ここで奨学金を借り入れている人と、借り入れてない人に差がうまれます。
奨学金を借りなくても進学できる人の中には、親が経済的に余裕がある例と、子供へ奨学金の負担を背負わせたくないために親たちが節約をしている場合があります。
逆に借りている側にも、親が経済的に余裕がない例と、子供の負担を負いたくない親が自分たちでお金を使いたいために奨学金を借りている場合があります。
自分の子供のために節約をして学費を出した親からしたら、自分の子供の結婚相手が奨学金を借りていた場合、自分の子供もその奨学金の返済を協力しなければならないことがほとんどです。親からしたら何のために節約してきたかわからなくなりそうですよね。
特に女性が奨学金を借りていた場合で子供を授かるとなったときに、男性がその奨学金を負担することがほとんどです。また女性が子育てのために会社を辞めてパートで稼ぐとなるとしても、奨学金まで借りて大学に行ったのに、結局はパート勤めになり男性に負担がかかるのが予想できます。
つまり、奨学金を懸念して奨学金の返済が終わる、またはある程度めどが立ってから結婚する人が多くなるのではないかと考えています。
これによって結婚をためらい、結婚を遅らせざるを得ない人がいるのかなと考えました。
この問題を解決するためには、学費の軽減、女性の子育て後の社会復帰が必要かと思いました。
そのほかにも根本的にあまりにも低レベル大学への奨学金を廃止し、奨学金を貸し出す人を絞り込むことで、奨学金で苦しむ人を減らせ国的にも返済能力のある人にだけ奨学金を貸すことができます。
名前は奨学金であっても本質は利子の少ない借金であることを忘れてはいけないですね。
ではまた。